【二級建築士】独学で挑む勉強法 〜学科編〜

雑談
タテ
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どうもタテです。

僕は令和5年(2023年)の二級建築士試験にて無事に合格しました。

  • 令和3年→製図不合格(独学)
  • 令和2年→学科合格、製図不合格(独学)
  • 令和4年→未受験
  • 令和5年→合格(資格学校)

詳しくはこの記事をご覧くいださい。

【二級建築士 試験独学】仕事をしながら合格した僕の勉強方法
タテどうもタテです。僕は令和5年(2023年)の二級建築士試験にて無事に合格しました。学科は独学、製図試験は資格学校に通い合格しました。まず始めにお伝えすることは、2級建築士の学科は独学で合格ができます。通勤時間や移動時間を利用し普段、移動...

まず初めに知って欲しいことは、過去問をひたすらする。3ヶ月で合格ラインには到達できる。と言うことです。

よく資格学校に行かないと建築士は取れないと言われますが、半分正解だと僕は思います。

僕と同い年の友人で二級建築士を学科から資格学校に通い挑みましたが、友人が言ったのが印象的だったので紹介します。

「学科は資格学校にお金を払うのはもったいなかった。本人のやる気次第で学科は合格する。」

僕もこの言葉はその通りだと思っています。

僕は仕事の環境が悪く自力で学科を勉強し、周りに図面を教えてくれる方のご縁もなかったので時間がかかりましたが

こんな僕でも合格することができました。少しでも同じ建築士が増えて欲しいと思い僕の勉強スケジュール・方法を紹介します。

今回は学科の勉強に特化してご紹介します。これから二級建築士の試験に挑まれる方の参考になれば嬉しいです。

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スケジュールについて確認

僕が実際に行った勉強のスケジュールを紹介します。

約6ヶ月で準備〜試験を迎えます。

法令集が年末ごろまでには新しいものが発売され、試験前に一部改訂されたりします。

改訂された法律については正直、そんなに気にしなくて良いです。

僕は改訂されて、1点を失いましたがそれ以外で点数を取ることにしました。

試験直前に改訂されるものを気にするより、変わっていないものがほとんどなので、その問題を落とさないように頑張っていきましょう。

必要なもの、知っておくこと

  • 受験資格
  • 過去問
  • テキスト(教科書、参考書)
  • 法令集(最新のもの)

必要なものはリストの通りです。

まず初めに建築士は国家試験です。そして受験できる人の制限があります。

学歴がない方7年の実務経験4年制大学で指定学科卒業の方はすぐに受験ができます。

詳しくは建築技術教育普及センターの公式HPを確認してください。

そして一番大事なことは受験生の上位20%(一級建築士は10%)程度しか合格しないことです。

なので全体的に分母(受験生)が多いほど合格人数は増えますし、その年の試験点数が悪ければ少ない点数で合格します。

初めに学科試験で受験生の半分程度が合格します。このように試験元が調整を行うので毎年、合格点数が変動します。

合格点数は100点(一級建築士は125点)満点中、60点(一級建築士は90点)程度に設定されています。

だからと言って、60点を目指すのはダメです。80点以上を目指して本番で60点は確実に取る勉強を目指していきましょう。

受験資格:建築技術教育普及センター

引用URL:建築技術教育普及センターより

時間の確保

まず初めに時間の確保です。

これをしないと何も始まりません。

学科試験に関しては、コツが分かればパスできるモノではなく、かけた時間がそのまま結果として現れます。

この1年は世間の流行や話題に遅れることを良しとして、資格取得に注力しましょう。

どうしても知らないといけないニュースや話題は仕事をしていると自然に知るので、問題なく生活は可能です。

実際にふだん自分がどんな時間の使い方をしているか棚おろししてみましょう。

僕の場合、通勤時間中にスマホで映画や音楽を聞いている時間、帰宅してテレビを見ている時間、休日に昼まで寝て起きても映画を見ている時間を見つけました。

通勤時間(片道1時間)、帰宅後のテレビ(1時間)、休日の昼まで寝ている時間と映画見ている時間(4時間)を見つけました。

自分がどれだけ映画好きなのかわかった瞬間でしたが、時間を確保できることが分かりました。

この時間を利用して勉強をしていきましょう。

科目ごとの勉強の取り組み

ここからは学科、科目ごとに対策をしていきます。

学科試験の基本は過去問のやり込みがものを言います。

新規問題も出ますが基盤は過去問です。とにかく問題をこなして、本番に挑みましょう。

少し自分で問題に取り組んで、つまずいた時に振り返って確認して克服していきましょう。

余談ですが、計画と法規はのちの製図試験で使います。配点が低いからいいや、法令集をみれるからいいやなんてしたらダメです。

バランスよく科目に取り組みましょう。

イメージとしては毎日構造の計算問題を最低2問は取り組み、あとは日ごとに科目を回して勉強していくイメージです。

勉強するうちにだんだんと理解できて、楽しい科目がでてきます。

最初は解けないことがつらく、しんどい思いをしますがまずは同じ年の問題を2周するまで耐えてください。

3周目から必ず解けてくるので頑張っていきましょう。

計画

この科目の特徴は暗記です。

正直これしかありません。

建築作品、建築された時代、建物の特徴と建築家の名前。

バスケットコートの大きさ、バレーボールの天井高さなど

暗記がモノを言う科目になっています。

僕の対策としては過去問で間違えを繰り返し覚えていきました。

環境

環境は暗記4割、理解6割という肌感です。

設備では機械の機能と性質を理解して回答していければこなしていけるはずです。

2級建築士の範囲であれば暗記でやってはいけます。

1級建築士を目指しているのであれば、理解もして問題に取り組んでいきましょう。

法規

法規は試験で法令集を閲覧しながら問題に取り組める科目です。

満点が狙える科目ではありますが、一つひとつ確認していると時間がありません。

僕は本番の時は確認程度で3つほど法令集を開いたくらいでした。過去問を繰り返すことで、少しずつ選択肢を減らして正答肢を選ぶことができます。

僕が過去問を取り組んでいるときは、基本○だと思いながら回答をしていました。

また用途地域については図を描いてみるとイメージしやすいと思います。

構造

個人的に一番手こずった科目です。

二級建築士の範囲では公式は3つほど覚えればクリアできます。単純に力のやり取りを矢印で示して分解して考えると僕は上手くいきました。

あとは問題に応じて計算方法、手順を踏めば正答にたどり着けます。

ただ、引っ張り方向と圧縮方向を間違えないように注意しましょう。

僕は方向間違いで点数をいくつも落としていたので皆さんも気をつけて下さい。

施工

現場で工事の様子、道具を見ていると容易にクリアできる科目です。

僕みたいに内勤をしている方は映像や写真を見て道具のや部材のイメージをしっかりと見ましょう。

そうすれば道具の名前と用途があっているのか分かってくると思います。

僕は内装関係の設計をしていたので新築で使う道具、土木で使う機械の名前を覚えるのに苦労しました。ゆっくり着実に覚えていきましょう。

まとめ

とにかく時間を確保し、過去問に取り組みトライアンドエラーを繰り返し本番に向けていきましょう。

やるしかない。

建築士は年に1回しかない試験。

一人でも多くの方が建築士になり、誰かのために空間を作ってくれることを祈ります。

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