どうもタテです。
今回は、少しシリーズ化している母についてお話します。
テーマはカッコいいと思った母の行動についてです。
これまでの記事でザックリとした母の過去、家族の小話を紹介させて頂いてますので、
こちらもご覧いただけたらと思います。
食事を作りながらビールを飲む母
これについてはカッコイイというより、豪快な母についてのお話なのですが
母は妹や弟を保育所に迎えに行って買い物をし、19時には帰宅していました
母はまず、スーパーの袋から350mlのビール1パックを取り出し「プシュッ」と1缶あけ、夕食作りが始まります。
食事を作っている間、僕たちは3人とも同じお菓子を食べながらアニメを見ていました。
ちょっと世代が出てしまいますが、ブリーチ・少年期のNARUTO・ソウルイーターなどがテレビで放送されていたので見ていました。
他にもアニメ以外に何か番組を見ながら食事を待っていました。
ふと振り返り母の方を見ると2本目を開けていました。
「母ちゃん,,,」と僕がこぼすと、母はニコッとしながら
「何?飲まないと帰って来た感じがないんよ。そのうちあんたにもわかるよ。いつか一緒に飲もな」
このいつか一緒に飲もなの願いは僕が二十歳になった時に、両親が氷結を買って来てくれたことで叶える事ができました。
なぜ氷結なのかは、両親2人がスーパーで初めての酒は飲みやすいチューハイで、
チューハイなら氷結となったそうです。結果初めてのお酒は美味しかったです。
一緒に酒を飲むは弟まで、叶える事ができました。
話がそれてしまいましたが、結局母は食事を作り終えるまでに2本、食事をしている時に多い日でまた2本飲んでいました。
残りは父が帰っていた時に飲んでいました。
なんだかんだで、父が仕事の関係で遅い日や飲み会の日以外は5人揃って食事をしていました。
我が家では1 日でビールを1パックを消費していました。
ショッピングモールで僕と弟の手を引っ張り去る母
このタイトルだとちょっと誤解を生みそうなのですがお話します。
僕が小学校に上がるかなくらいの頃だったと思います。
ショッピングモールの一角にボールプールのうような施設がありました。
買い物の終わりにそこで遊んで帰るのが、決まりみたいになっていました。
一人300円くらいでそれなりの時間遊べてたと思います。
いつもの様に遊び終わって帰る時間になった頃、母がお店の人と話していました。
時間になったので僕と弟はそこから出て、母に少し離れていた所で待っていてと言われたので弟と待っていました。
遠くから母を見ると、母は一人の女の人と話していて少しもめているっぽかったです。
話がついたのか、母は僕たちの名前を呼び手を取りスタスタと歩きその場を去りました。
この時、握られて手は強く握られたので今でもよく覚えています。
ある日、この時の事を聞けるタイミングがあって聞くと
女性のお子さんが、料金を支払わずにボールルームの中で遊んでいるというのがこの話の始まりだったそうです。
母がお店の人が困っている風にしていたので、お店の人の話に入って行ったそうです。
そして母はその女性に話しかけたそうです。
母「あの〜すみません、お子さんが入られたみたいでお金が支払われていない様なので支払って欲しいそうなんですが」
女性「は?おばさん誰?」(この時女性は携帯をいじっていました)
母「私は、向こうにいる2人の息子の親なんですが」
女性「で?あの子が勝手に入って遊んでるだけでしょ」
母「そうかも知れませんが、入ってしまったのは仕方がないので料金を支払って頂きたいみたいです。」
女性「そんなん、おばさんに関係ある!?」「よその人が勝手に入ってこんといて!」
この時母の琴線に触れたのでしょう
母は代わりにお金を支払いお店の人が「困ります」と言うのをよそに、僕と弟の手を片方ずつ
ぎゅっと握りしめ僕らを連れその場を去りました
これがこの話の結末です。
これは今になって感じるとやっぱりカッコいいなと思う出来事でした。
前のその1でも書いた母の過去に、大人によって子供の「やりたい」といった可能性を潰された経験があったからなんだと思います。
僕も親が子供の可能性を失くすような事はさせたくないなと、母が旅立ってから弟妹に対しても感じています。
母が僕に教えてくれた事の1つだと思っているので大切にしたいと思います。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
- 食事を2本のビールをガソリンにして作る母
- 代わりにお金を払い立ち去る母
についてお話しさせていただきました。
次回はまた違ったテーマでお話しさせて頂こうと思います。
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