妹の大会での結果をこのブログで時よりご報告しています。
妹は春の高校バレー(通称:春高バレー、春高)に途中交代もありましたが2022〜2024の3年間、出場しました。
家の事情もありYouTubeでインタビュー動画が公開されたりしました。
妹がどうやって東京で行われる全国春の高校バレーに行ったのか、父が作ったお弁当はどんなメニューだったのか知りたいと、周りから聞かれる機会が増えたので
今回は妹がどのように春高バレーに行ったのか、出場校に入学を決めたのかお話します。大きいのはこの3つだと思います。
ちなみに父の作るお弁当は母とあまり変わらず、白ごはんに前日の残りか冷凍食品です。卵焼きは毎朝作っています。父は元々、料理は好きは方だったので別に苦労をしている感じは見えませんでした。
本当に我が家の妹の場合ではありますが、春高バレーに出たい、どういう子がどうやって春高に行ったのか知りたい方の参考に少しでもなればと思います。
はじめに両親、妹の性格について
よく世間で聞くのは、ある選手がいてその両親も同じスポーツか何かやっていたりしますが、我が家は誰もそう言ったスポーツ経験者は居ません。
両親はどちらも170cm近くの身長はあるものの、父は新聞部みたいなザ陰キャ部。母は身長からバレーボールやバスケに誘われたみたいですが、運動が好きになれず続かなかったと言っていました。
そして僕も、弟もスポーツで何か成績を残した事もなく。それに僕は体力がなく夏に運動をするとよく体調を崩していました。
妹は末っ子だからなのか、僕や弟の行動を見て学び上手く立ち回りができます。またポジティブモンスターのような性格でチャレンジする事に対して前向きです。
実際、妹が入学した高校の同級生は両親がスポーツで就職していたり、大学などの学生時代にスポーツをしていた人が多かったです。
それか小学校や5歳の頃からバレーボールをやっている子がほとんどで、妹は中学校から始めたので、少し珍しいタイプに分類されると思います。
いつからバレーボールを始めたのか、きっかけは?
妹がバレーボールを始めたのは中学生からです。高校に入った時、他の子は小学生または5歳からバレーボールをやっていた子がほとんどでした。
そんな妹がバレーボールを知って始めたきっかけはハイキュー!!です。
漫画やアニメを見てそのスポーツを始めるのは良くある話ですが、そのまま春高バレーに出る子はそんなに多くないのではと思っています。
妹がハイキュー!!を知ったのはアニメ化された頃で、家にあった単行本で続きを読み家族全員でアニメ放送を見ていました。
単行本は僕が読み切りで掲載されていた時に気に入って、連載が始まった時から単行本を買っていました。単行本が後半の巻数になる頃は妹から急かされるように買っていました。
ハイキュー!!のおかげでバレーボールの面白さを教えてもらい、妹は女子バレーボールの世界に飛び込むことを決めました。
バレーボールを始める前は何をしていた
妹はバレーボールを始めるまで、自分で何かスポーツをやりたいなど言うことはありませんでした。
小学校 低学年の時は地元の小さなピアノ教室に通っていました。当時の妹は発表会の時に着る衣装が目当てだったのでは無いかと僕は思ってます。
両親は子供が男(僕)、男(弟)と続いたので女の子っぽい習い事を親として体験できたので、親としてもいい体験になったと言ってました。
小5の時、体育の授業で走り高飛びで先生に褒められ地元の小さな陸上大会に出たいと言い、出たいと言うならと、エントリーをしました。
大会の結果は1m15cmを記録し、3位となりました。この大会にどれくらいの人が登録していたのか分かりませんが賞状をもらって帰ってきました。
高学年になる頃、友達に誘われてスイミングスクールに通い始めました。ワッペンがみるみる新しい物に変わって行きついにはその友達を抜かすほどで、我が家で唯一バタフライが泳げます。
母は毎回のテストで合格し、新しいワッペンを買い、水着に縫い付けていて嬉しいそうな、しんどそうな感じでした。
春高バレー出場校にどうやって入学できたのか
話した通り妹がバレーボールを始めたのは中学生の時です。中学の部活と地域のチームにも所属していました。
なので、部活の練習終わりに地域チームの練習にも行くというバレーボール馬鹿が発覚しました。この頃、妹の身長は165cmくらいでした。中学では1番、地域チームでは2番目に背が大きかったです。
この頃はフィジカル(身長)が強みで一定のところまでは戦えていましたが、それより上にいくことはできていませんでした。
それでもバレーボールが好きになって、この頃からハイキュー!!と同じ春高に舞台に立ちたいという思いが芽生え始めました。
地域のチームのコーチをしている方に、妹は肩甲骨が柔らかいこと、ジャンプの形がいいことを褒められ更に妹の春高の思いは強くなりました。
トライアウト
中学3年生になる頃、学校の先生やチームのコーチにバレーボールで高校に進む意思を示しました。
実際に先生もコーチもそれぞれのネットワークを使ってくださり、女子バレーがある3校ほどから妹に声をかけてくれるました。
妹にも考えがあり、母の体調がこの頃には入退院が始まっていたのもあり、寮生活なしで家から通える範囲であること、春高の出場実績が良いことが妹の条件でした。
声をかけてくれた高校は寮生活になりそうであったり、春高バレーの出場実績が少ないことから断ることにしました。
春高に出場している高校は既にスカウト、推薦が終わっており、これはもうダメかなと思っていた時、もう推薦は終わっているけどトライアウトのようなモノが開催されることを知りました。
チームのコーチから、この情報をもらい両親と妹がその高校に向かいトライアウトに参加することになりました。ここからは実際に見たことではないので両親から聞いた話です。
トライアウトには妹以外にも数名参加していたらしく、アップを始めいくつかサーブやスパイク練習をしたそうです。
できないと思っていたのか、参加者に発破をかけたかったのか分かりませんが学校の方から衝撃的な発言がありました。
バスケットゴールのボードにタッチできたら
その子に推薦を出します。
順に参加していた子たちが挑戦をしましたがクリアできる子はおらず、妹の順番がやってきました。
助走をしジャンプ、ペチッとボードを叩く音が聞こえたそうです。本番に強い妹が見事に条件をクリアしました。母もこの時の出来事は気持ち良さそうに話をしてくれました。
後に引けなくなった学校の方は後日、妹に推薦をくださり妹の入学が決定しました。
春の高校バレー出場
4月になり無事に入学しエアコンが整備された体育館で練習をし、日々練習に行っていました。同じように推薦で入ったとは言え、妹はその中でも最後に選ばれた人。
一緒に入学した子の大方は、親がスポーツで一定の成績を残していたり、小さい頃からバレーをやっていたりするので、妹はかなりのランクで言うなら下からのスタートでした。
練習を続けていると、ケガをしたり、コロナになった子や中には、これまでの練習・環境の変化が辛かったのかパニックを起こして、体育館に入ると過呼吸になってしまう子がいたりしたようです。
高校1年生の時、無事に高校が春高への切符を手にし妹にとって初めての春高バレーが始まりました。東京体育館はハイキュー!!のようにエアーサロンパスの匂いは感じ取れなかったと言っていました。
妹は1回戦の2セット目後半にピンチサーバーで出場しました。
この時、僕は仕事で両親は家でライブ映像を見ていました。
テレビの前で、車椅子に座る母の横で父が試合の様子を話していたそうです。妹が交代のプラカードを持っているのを父は見逃さず、反応が鈍感になている母に
カード持ってるし出るかも…
出た!
..うん
妹はサーブを打った後、そのままコートに残り試合が進みましたが、この時は1回戦敗退で終えました。こうして母は、妹の春高バレーに出ると言う目標、夢の達成を見届けることができました。
ここから先は他のブログで書いてあるとおりです。3年間春高バレーに出場し、今はそのまま大学に進みバイトをしながら今日も練習に向かっています。
親御さんはかなり大変
春高バレーに出るような学校だと、本当に家族行事になります。車出しや補食(ウィダーインゼリーなど)を用意したり、そのガソリン代や経費の計算、応援グッズの作成。
応援には本当にいろんな方が動いてくださるので、僕は兄と言う立場なので特に動いた事は無いですが、会場に着いた時に旗を立てたりしていました。
父は遠征先のホテルの手配、写真撮影をしてました。他にも写真や動画撮影などのDVD作りSNSの更新もあります。
東京で行われる大会で日程も年明けの三が日終わりにすぐに行われるので、普段の交通量よりは少ないと思いますが、全国から一箇所に集まる日なのでかなりの人が体育館周辺に来るので
当日は互いの連絡や選手たちがどのような行動をしているのか、あと何分で体育館に到着するのか入念な打合せ、連絡が行われます。
親御さんはかなり負担がかかるので大変ですが、こう言う行事が終わると父は大変だったけど少し寂しさもあるような様子でした。実際、僕もみんなで一生懸命応援する機会がもう無くなったので寂しさを感じているのは同じです。
またこれから大学でそれなりのところまで行ってくれたら、ただ試合を観戦するだけになるかも知れませんが、妹を陰ながら応援して行こうと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。妹の場合、珍しいパターンかと思いますが、春高出場までの経緯、出場校に入る流れがお伝えできたかなと思ってます。
両親がスポーツをやっていなくても春高に出れるという一例にもなったかなと思います。
この3つのが運よく妹に訪れたのかなと思います。
コメント